今回は、サイトにSSL対応して、ドメイン(URL)が「http://」から「https://」変わっても、「保護された通信」とならない、悩みを解決する方法についてお話していきます。

 

SSL化手順についてはこちらの記事から飛びます。

[xサーバー]無料独自SSL導入のやり方

 

SSL化した後の作業

SSL化が済んだらやる必要がある作業として、

・Googleアナリティクス

・サーチコンソール

・内部と外部のリンク(画像含む)のSSL対応

これらがあります。

 

「Googleアナリティクス」「search console」の設定変更については、こちらのリンクからどうぞ。

 

SSL化した後にやること[Googleアナリティクス]

 

SSL化した後にやること[search console]

 

今回は、その内のひとつ「内部・外部リンク(画像含む)のSSL対応」作業です。

 

SSL化して「https://」になっているのに「保護された通信」が出ない

 

SSL対応すると、上画像のように「鍵マーク」+「保護されたされた通信」と表示されます。

 

しかし、実際には「https」で「s」がついているのに、下画像のように「このサイトへの接続は完全には保護されていません。」と画面に出てきて、あなたは「なぜ?」「どういうこと?」「SSL化したよね?」と疑問に、思っているのではないでしょうか。

 

 

私も、最初はあなたと同じように「保護された通信」と表示されなかったので、頭の中は、?で一杯でした。

 

今は、ご覧の様にサイトURLに「保護された通信」となり、解決できています

 

ですから、「保護されない理由」と解決方法の順にお伝えしていきますね。

 

SSL化しても「保護された通信」が出ない理由

 

保護されない理由として、3つほどあり、

・サイト内の「設定」からアドレスを「https://」に変更していない

・内部・外部の画像URL「http」に「s」が付いていない

・外部リンク(サイト外自体)「https」(SSL)に対応していない

これらの内、一つでも、当てはまっていると、「保護された通信」となりません

 

それでは、一つずつ説明していきます。

 

 

サイト内の「設定」からアドレスを「https://」に変更していない

これに関しては、下のリンクにやり方を書いていますので、こちらをご覧ください。

SSL化した後にやること[本体設定]

 

内部・外部の画像URL「http」に「s」が付いていない

 

最初に、内部・外部の説明をすると、内部というのは、あなたのサイト内で作った、記事リンクや画像URLのやりとり・・・反対に、あなたのサイト以外とつながるリンクや画像URLというのが、外部です。。

 

例を使って表すと、あなたのサイトに、「トップページ」と「記事A(あなたが投稿した記事)」、「amazonに飛ぶ(外部リンク)」の3つがあったとします。

 

・「トップページ」から、記事A(あなたが投稿した記事)に飛ぶリンクを貼る→内部リンク

 

・「トップページ」から、amazon(外部)に飛ぶリンクを貼る外部リンク

 

これが、内部と外部リンクの違いです。

 

本題の画像URLに「https」の「s」が付いていないという話に戻します。

 

SSL化した際に、サイトそのものは(記事のパーマリンク含め)、本体設定から「https://」に変えているため、問題ありません。

 

では、なぜ問題がないのに、「https」対応されて無いのかと言うと、画像URLは個別設定になっているからです。

 

つまり、サイト内全てのURLに「https」対応(※画像URLは除く)ということになります。

 

ですから、内部・外部の画像URL全て「https」に変更すれば解決です。

 

私の場合は、画像URLの変更箇所が600ぐらいあり、一つ一つを変更・・・・すると地獄を見るので、プラグインに修正してもらいました。

(作成者様に感謝です)

 

画像URL修正に使ったプラグインの前に、外部サイトの「https」(SSL)対応についてお話していきます。

 

外部(サイト外自体)が「https」(SSL)に対応していない

 

なぜ、画像URL修正プラグイン紹介の前に、挟んだのかと言うと、外部サイトそのものが、SSL対応していないければ、プラグインを使用しても、「保護された通信」にはならないからです。

 

ですから、外部サイトの本体が「https」になっていない場合は、画像URLの削除もしくは使っている記事ページの「保護された通信」を諦める・・・このどちらかから選ぶ必要があります。

 

ここからは、「Search  Regex」というプラグインを使い、サイト内にある画像URL全て、「https」に変換していきます。

 

「Search Regex」とは

「John Godley」という人が作成した、URL置き換え機能を持った無料のプラグインです。

 

実際に私や知り合いも試した結果、不具合なく画像URLを変換できました。

 

「Search Regex」で画像URLを「https」に一括変換

それでは、「Search Regex」のインストール&画像URLを「https」に変換していきます。

 

※私は「ダッシュボード」から始めますが、それ以外からでも問題はありません。

 

まず、画面左下の「プラグイン」から「新規追加」をクリックしてください。

 

 

「プラグインを追加」画面が表示されたら、右側のキーワードバーに「Search Regex」入力後、左下画像の赤枠で囲んだものと、同じアイコンと名前のプラグインの「今すぐインストール」を押します。

 

 

「Search Regex」をインストール完了した後、「有効」となっていない場合は、「有効」ボタンをクリックしてください。

 

次に、画面左下の「ツール」から追加された「Search Regex」を押します。

 

 

下画像のように、「Search Regex」ページ表示後、「Search pattern」にあなたのサイトURL(http://)を、「Replace pattern」には、SSL化した(https://)のあなたのサイトURLを入力してください。

 

もしかしたらあなたは「どうして、画像URL変える作業なのに、サイトURLだけ入力なの?」と思うかもしれませんので、お話すると、大本のサイトURLの中に、画像URLがあるからです。

 

 

※注意点※

余分なスペース(空白)や全角じゃないことを確認してから、入力することをおすすめします。

 

もし間違ってサイトURLを打ち込み、実行してしまうと、画像URL全てがリンク切れになってしまうからです。

 

間違った例:「https://sakamoto-kouji.com/」サイトURLの最後に「/」(スラッシュ)を入れてしまうと、下画像のように、「//」になってしまいます。

 

 

間違いがないことを確認できたら、「Search>>」クリックして、(「http://」(修正箇所)を検索)「Replace>>」(仮変換「前」「後」表示)を押してください

 

 

表示された、変換「前」と「後」に間違いがないことを確認して、問題なかったら「Replace & Save」(実行)をクリックします。

 

 

(私の場合は、確認箇所が、600ぐらいあったので、100途中で「実行」をポチりましたが(汗))

 

変換の数しだいですが、600だと20分で終わりました。

 

外部画像URL「https」対応のやり方

 

「内部の画像URL「https」対応はできたけど、外部の場合はどうするの?」ということで、そちらもお伝えしていきます。

 

・・・といっても、内部のときとやり方は、ほぼ変わらず、

・変換前「大本のサイトURL(例:http://www.amazon.co.jp)」

・変換後「大本のサイトURL(例:https://www.amazon.co.jp)」

 

で、画像URLを一気に変換することが可能です。

 

今回は、これで終わりになりますが、この記事があなたの役に立ったなら幸いに思います。